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2017年2月27日 (月)

インチキ通用せず...筑波は甘くないの巻

終わった後の業務が多忙すぎて報告が遅れましたことをお詫びいたします。


2月7日にビデオオプションの取材でVOLTEXエアロになってから筑波サーキットを初走行した訳ですが、強風によるコンディションの悪さもあり、目標としていた51秒台には遠く及ばない53秒065というタイムに終わってしまいました。

1486444009838

54秒7の時は232キロ計測していましたが向かい風のせいか随分と遅くなりました。

実際、「何か車が重い(抵抗があって遅い)」というドライバーのコメントがあり、
戻ってきたらハンドルが重くなっていたので、駆動系に何かトラブルが出たかも?という事でアタックは終了し(タイヤも使い果たしたけどね)尻尾を巻いて帰ってきました。

出来れば今シーズンのコンディションの良い時にもう一度走りたいねとV-OPTのスタッフとも話していたのですが、予定がうまくかみ合いAttack主催者様のご厚意で2月25日のAttackのイベントにV-OPTIONスーパーラップとして乱入させてもらえることになりました。

そこで、例の如く戻ってからエンジンを下ろして、分解検証。
トランスファーを分解するとベアリングが焼け気味で、相変わらずギヤは全当たりだったので、スペアのトランスファーに交換する事になり、ついでにACDのクラッチを新品に交換して、フロントLSDも新品に交換しました。その際、イニシャルトルクを弱くしようという事になり、今までよりも弱い設定で組み込みました。

パワステのオイルをチェックしたところ、メタリックになっていたので、ステアリングギヤボックスとパワステポンプも交換しました。

エンジンは全く問題なかったので、そのまま組み込み、
「もっとパワーがあっても良い」というドライバーの要求に応えるため次のステップのために用意していたEFR9081を取り付ける事にしました。
今の1300ccのインジェクターがほぼ使い切りだったので、1700ccのインジェクターを注文し、序でにEFR8374と9180の中間の9174もオーダーしました。


先ずは9180を取り付けてセッティングを開始しました。

最終的に立ち上がりは500回転も悪くならずに上のパワーは見違えるほどでしたが、
レスポンスは悪いだろうと思い9174と比較してから本格的なセッティングをすることにしました。

これらのタービンを使用することで800馬力は超えてくるでしょうから、

一度は組みあがった物を分解して部品を交換し、エンジン内部も強化しました。

EFR9174がアメリカからやってきて、
装着セッティングをすると、

立ち上がりは8374と同じで100馬力乗せる事が出来ました。

心配したエンジンも問題なさそうなので、
目標タイムに一歩近づいた気になっていましたね.....


そして当日

余裕が無かったので自前の画像が全く無く...

Attackの主催者から頂いた画像を載せますね

1488119742770

1488119749263

気温も低めでタイムアタックにはもってこいの天気でした。

9時15分からスーパーラップは開始です。

僕らの予定では一発目から全開で、朝一にサクッと目標タイムを出して午後はギャラリーサービスの予定でしたが.....


一本目のタイムは







53秒309............





あれ?



周りの誰もが肩透かし....



始まる前に51秒が出る予定で色々とコメントしたのがこっ恥ずかしい位の状況で....

ピッタリV-OPTにはマークされているわけですから言い訳が大変です。

せめて52秒台からスタートしないとね.....


ドライバーからコメントをもらいロガーを解析したところ、

前回に比べてアンダーが強くてアクセルを開けられない状態である事が判明したのですが、最高速も計測地点での速度も10キロくらい速くなっているのにタイムが出ないのは致命的です。
前回と大きく違うのは、リヤウイングを鈴鹿と同じ翼端板の大きな物に変更した事と、フロントデフ.....エンジンパワーですが.....

もしかして、LSDやっちまったか(汗)


もう、デフはどうしようもないので、
フロントだけタイヤを新品に交換しリヤのグリップを落とす作戦で

アタック2本目に挑みます。



タイムは



53秒297



微妙すぎるタイムアップ.........



このあたりから本気で焦ってましたね.....



次もフロントだけタイヤ交換をして、ウイングの角度を変更しました。

3回目のアタックは午前のセッション最後のチャンスですが.....




タイムは



53秒191



.......


もう、ヤバいっす



1ヘアで見ていた人からは
「随分と車が暴れまくってFRみたいだったと....」


7日も撮ってくれていたカメラマンからは
「前回はゼロカウンターで綺麗に曲がっていたのに今日は同じ車とは思えないくらいあちこちに行っちゃってる」と......


もう、原因は100%フロントデフのセットを逆に振った事にあると確信しても、
その辺にLSDは転がっていませんでした....

しかし、このままで終わるわけにはいかないので、
お昼のセットアップタイムを利用してセットアップ変更を試みる事にしました。


フロントの入りを良くするためには車高を下げるのが有効なので、
VOLYEXの中嶋社長からもアドバイスを頂き車高を下げました。

更に翼端板を前回と同じ小さな物に交換しました。

「えっ!これだけ?」と、4分の1まで小さくなった翼端板を見て谷口選手も驚いていました。

タイヤは前回のタイヤをそのまま使用します。

セットアップ走行なので、流し気味で走ってタイムは54秒台でしたが、
車は恐ろしくオーバー方向に変わったらしく、

いつもの「曲がらないのはどうにもならないが、曲がりすぎるのはいくらでもコントロールできる」という心強い言葉も出たところで、昼ご飯を食べてロガーでお勉強会....


結構なインターバルがあってからの

路面温度は28度まで上昇し......

タイムアップには条件の悪い時間帯でしたが.....


更に前後車高を下げて


午後のスーパーラップのスタートです。

最後は4本新品でのアタックです。






タイムは




53秒198




唖然.....


計測地点では227キロ
ロガーの最高速は240キロなのに......
前回のタイムを超える事が出来ませんでした.....


ドライバーから
「気負いすぎているから抑え気味で走ってみたい」と...


中古の削りが有ったので、フロントだけ交換してラストチャンスに掛ける事にしました。




注目の中



マナピーの実況に聞き入り


タイムアップを確信しながらモニターに映し出されたタイムは




52秒617~






みんなで歓喜の声を上げたのはもちろんです



正直、目標タイムには程遠い結果でしたが....

あきらめずにセットアップを変更し、
それに順応してくれる素晴らしいドライバーのおかげで
赤っ恥を掻かずに済みました(汗)


走行画像のすべては3月発売のV-OPTIONまで待ってもらう事となりますが、

同じ車とは思えない車載映像の一部をお見せします。

https://youtu.be/XSgkJ5GD-xE

これは2月7日の映像700馬力向かい風


https://youtu.be/dhgmjjOrWHE

これは2月25日52秒615の映像

ブーストを現場で上げたので、燃料消費量からの計算で830馬力

完全にカウンターが当たってドリフトしてますね....


近日中に真逆に振ったLSDを取り付けて検証しに行きます!

来季の為にチャレンジは続きます。

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